院長の池本は、国際矯正歯科アカデミー 矯正歯科認定医を取得しています。
また、マウスピース矯正(見えない矯正治療)のアクアシステム認定医となっており、より質の高い矯正治療を提供しております。また、米ハーバード大学の宮島邦彰教授のもと、矯正治療の研鑽に励んでおり、すでにセントルイス大学の大学院レベルの矯正歯科学を修了しております。
その他、インプラントアンカー矯正や、コルチコトミーを併用したスピード矯正にも、取り組んでおり、さまざまなご要望にお答えできるよう、頑張っています。
歯並びのことなら、何でも、ご相談ください。
院長池本(左側)と宮島先生(右側)

矯正歯科というと、一般的には「悪い歯並びをきれいに整えること」を言いますし、そのように想像されると思います。しかし、矯正したことによって、よく噛めて消化を助ける効果や、見た目を気にせず自身が持てるようになるなど、身体全体の健康と精神的な幸福さを与えることも、矯正歯科の大きな役割と言えるでしょう。
矯正治療は、「不自然な歯並び」「悪い噛み合わせ」に対して、ワイヤーなどにより人工的な力を加え歯並びを整えていきます。歯を本来の位置に移動させ、人が持っている美しくてバランスのとれた「歯並び」「噛み合わせ」に仕上げます。歯並びや噛み合わせが良くなることで、見た目がきれいになるだけでなく、お口の機能改善が得られ、より一層の健康増進に繋がります。
見た目が良くなることで笑顔に自信が持てるようになり、相手に対しても知的で優しいなどの印象を与える効果があります。さらに歯並びが良いことで歯をしっかり磨けるようになりますので、歯の健康も維持しやすくなります。同時に噛み合わせも改善されるため、食べ物を噛んで、飲み込む能力、発音のしやすさ、良い噛み合わせによる集中力のアップなど、様々な効果を期待することができます。

噛み合わせが悪いことで、様々な悪影響を起こします。
なかでも心理的な障害は見逃せません。
他人と違う噛み合わせや、外見を気にして劣等感に陥る人は少なくないからです。
歯並びが悪いことによる「精神的」「心因的」な負担は想像以上に大きいものがあります。笑うときに口を押さえてしまう。面と向かって話しができなくなるなど、人とコミュニケーションを取ることさえも困難になっる場合があります。
また、機能面においても、うまく噛めない(咀嚼機能障害)ので、食べ物を上手に噛み砕くことができなくなると、消化不良を起こして胃や腸に負担をかけることにもなります。歯磨きもしにくく、虫歯や歯周病にもなりやすくなります。
このようなことからも、きれいな歯並びにすることは、口元が美しくなるばかりでなく、健康の増進、さらには心理発達をもたらすために重要なことなのです。発音が明瞭になり、虫歯や歯周病のリスクを減らし、健康をより増進させようとするものです。
子供の場合でも、成長とともに「美しさ」に敏感になってきます。きれいな歯並びで整った容姿は、明るく積極的な性格をもたらしてくれることでしょう。

そもそも「歯」はどのようにして動くのでしょうか?
歯が動く原理は、歯をとりまく歯周組織と深く関係しています。
歯は歯槽骨という顎の骨に生えています。
歯と歯槽骨の間には歯根膜が存在し、それぞれが繋がっています。歯を動かそうとすると、これらの歯周組織に対して力が作用します。
歯が動く方向では、歯槽骨の「吸収」が起こり、圧迫され狭められた歯根膜の範囲を元の幅に戻そうとします。
その反対側では、広げられた歯根膜の間隔を狭めるために、新しい骨を作る「添加」が起こり、穴埋めするように元の幅に戻そうとします。
このように矯正治療は、歯根膜が一定の幅を保とうとする「吸収」と「添加」を利用して歯を移動させていくのです。長期間かけて持続的に弱い力を加えることで、歯に負担をかけずに治療することができます。

まずは歯並びに関するお悩みや、矯正治療に対して疑問や不安に思うこと、ご希望などを、お話してください。その上でお口の中を診させていただきます。
それから、お口の状態から適した治療法について、おおまかな治療期間、治療費などをご説明します。この時点で矯正治療を決定していただく必要はありません。矯正治療を、本格的に考えてみようと思っていただければ次のステップへ進みます。
矯正治療をしてみようという気持ちが固まってきたら、まずは、診断するための精密検査を行います。
歯や頭部のレントゲン撮影(必要によってはCT撮影も行います)、口腔内およびお顔の写真撮影、噛み合わせの確認、歯型の採取など、診断に必要な材料を揃えていきます。また、お口の健康状態を調べるため、歯周組織検査や虫歯検査を行います。状態が悪い場合には、環境を整えることから始めます。
様々な資料をもとに診断し、治療計画を立てていきます。
当院では、レントゲンやCT検査のデータはすべてデジタル化しており、コンピューターによる、より精密な分析を行っております。
歯を抜く必要があるかどうか、最適な治療方法は何か、装置は何をつけるのか、治療期間や治療費がどれくらいかかるのかなど、詳しくご提案していきます。
治療方法や金額面など、充分にご納得いただいてから治療に入ります。
ここから治療開始です。お口の状態が悪い場合には、改善してから始めます。
治療計画に従い、選択された矯正装置を装着し、同時に、磨き残しをしやすい箇所や歯ブラシの当て方など、日頃の歯磨き方法を指導します。
1ヶ月に1回は定期治療のために来院していただき、矯正装置の調整や歯のクリーニングなどを行います。
晴れて歯並びが改善され、矯正装置を外すことになりますが、ここから歯並びを安定させる保定期間が始まります。矯正装置とは別の保定装置(リテーナー)を装着し、歯並びをキープさせます。
矯正治療後、約2年間は保定装置をつけなければなりませんが、この期間を怠ってしまうと、せっかくきれいに整った歯並びが元の位置に戻ってしまいます。
長かった矯正期間を水の泡にしないように、最後まで頑張りましょう!

一般的な治療期間は1年~2年程度ですが、年齢や症例のケースによって異なります。
しかしながら、年齢を重ねるごとに歯は動きにくくなってきますので、お悩みの方は早期の治療をお勧めします。
そして、矯正治療終了後には、歯が元の位置に戻らないように、最低2年くらいの「保定期間」が必要になります。
保定期間とは顎の骨が固まり歯並びや噛み合わせを安定させる期間のことで、保定装置(リテーナー)をお口に装着して矯正治療後の状態を保ちます。特に治療終了後の3ヶ月間は元に戻りやすい期間ですので、必ず忘れずに保定装置を着けるようにしましょう。矯正治療において、この時期がもっとも大切とも言えます。最良の結果を得るためにも適切な保定期間を過ごしましょう。
子供の場合には、矯正治療を始める際に、顎の成長を考慮する必要があります。
これらお子さんの成長を見極めたうえで、状態や状況に合わせた治療を行っていきます。顎の成長に問題が出そうな場合には、その状態に応じて早めに顎の矯正治療(第1期治療)を行います。
顎の矯正治療の終了後、永久歯へ生え変わりが始まってから、第2期治療(歯の矯正)を始めていくことになります。
「最適な時期はいつ?」と聞かれることがありますが、様々な状況を考慮したうえでご相談しながら決めていくことになります。「何かおかしいな?」と思った際にはまずご相談ください。最適な時期を見極めた上で、負担の少ない質の高い治療を行っていきたいと考えております。
大人の方の場合、顎や歯の状態が既に安定していますので、基本的にはいつでも可能です。
大人になると人前に出る機会が増えますから、出っ歯や受け口、八重歯など歯並びにコンプレックスを持つようになり、「小さい頃にやっておけば良かった。」と思うことが多いかもしれません。
年齢を重ねるごとに歯は動きにくくなってきますので、治療期間はかかりますが、装置のお手入れや歯磨きなどもしっかりできますから、口腔環境の良い状態のまま、効率的な矯正治療が行えるとも言えます。大人には大人向けの矯正方法がありますので、お気軽にご相談ください。

出っ歯・上顎前突
上の前歯が極端に前に出ている状態。日本人に比較的多くみられる症状です。
反対咬合・下顎前突
下の前歯が上の前歯より前に出ている状態。受け口ともいい、横顔がしゃくれたように見えたりします。
すきっ歯・空隙歯列
歯と歯の隙間が開いていて、食べ物がはさまりやすく隙間が目立ちます。
乱ぐい・叢生
歯が重なり合い凸凹の状態。八重歯ともいい、歯磨きが難しく虫歯や歯周病へのリスクが大きいです。
過蓋咬合
上の歯が下の歯に深くかぶさっている状態。顔が短く見え、歯の接触で大きく損傷してしまうこともあります。
開咬
前歯を閉じても噛み合わず隙間があいてしまう状態。食べ物によっては噛み切れないこともあります。
交叉咬合
歯の噛み合わせが部分的に反対になってしまっている状態。顔が歪んだり(非対称)、食いしばりができない方もいます。

当院で行っている、様々な矯正治療法をご紹介します。
患者様の状態とご希望に合わせて、最適な治療法を選択いたします。
矯正治療の中でも最も一般的な治療方法です。
動かしたい1本1本の歯にブラケット(金属あるいはセラミック)を接着して弾力のあるワイヤーを通し、小さい力を加えて歯を移動させていきます。
ブラケットやワイヤーには種類があり、歯の動きを見ながら力を調節します。古くから実績があり、安定した矯正治療が行えます。最近では、より目立ちにくい矯正治療として、セラミックブラケットを選択される方が増えています。
通常、ブラケット矯正というとこのメタルブラケット矯正を行います。
金属のため目立ちますが、強度があり効果の高い治療法です。
ブラケットがセラミックでできているため、歯の色となじんで目立ちにくいという利点があります。
多少コストは上がりますが、審美性を重要視される方には最適です。
目立ちやすい上顎をセラミックブラケットにして、見えにくい下顎をメタルブラケットにするという方法もあります。
また最近は、エステティックワイヤーといって、銀色のワイヤーではなく白いワイヤーも使用することができます
治療開始
治療中
治療終了
当歯科医院では、アクアシステムによるマウスピース矯正を行っております。
アクアシステムとは、“アクアフレーム”というマウスピース型の透明な装置を付け替えていく全く新しい矯正治療法です。
アクアフレームの最大の特徴は、透明で目立ちにくく、さらに取り外しが可能であるということです。
これまで、歯並びを治したいけれど「歯に金具をつけるのは恥ずかしい・・・」「食事中でもずっと付けているのが辛そう・・・」と治療に踏み出せなかった方にも安心して矯正治療を始めていただけます。
従来の矯正治療は、ブラケットとワイヤーを使って歯を移動させていましたが、アクアシステムでは透明のフレーム(アクアフレーム)を歯列にかぶせて歯の移動を行います。
トレー1枚につき0.2ミリ~0.5ミリずつ動かす仕組みで、数枚のトレーを使って少しずつ歯並びを整えていきます。
| 矯正治療法 | ブラケット矯正 | 舌側ブラケット矯正 | アクアシステム |
|---|---|---|---|
| 装着した状態 |
歯の表面なので |
歯の裏側(舌側)に装着 |
矯正装着は |
| 治療費用 | 中 | 高 | 中 |
| 取り外し | × | × | ○ |
| 装着感 | × | × | ○ |
| メンテナンス | × | × | ○ |
| 虫歯 | なりやすい | なりやすい | なりにくい |
| ホワイトニング | 矯正治療終了後 | 矯正治療終了後 | 矯正治療と同時 |
また小児では、マウスピース型の矯正方法として「T4K」や「ムーシールド」といった装置も使用しています。これらの装置を用いることにより、比較的、早期のうちに不正咬合を改善できます。
ムーシールド
T4K
床矯正は、顎を広げて歯の並びを整える、歯を抜かない保存の立場に基づいた矯正方法です。
顎を広げるので、成長が止まっていない子供に適した矯正法です。
床装置という入れ歯のような装置を固定源にするのですが、装置の本体はプラスチックのプレートでできており、その内部にスクリューやスプリングがついた構造になっています。このスクリューを回すことで負荷が加わり、ゆっくりと顎を拡大し、歯を動かし、歯並びをきれいにしていきます。
大人の方でも床矯正による治療は可能ですが、顎の成長が利用できないので治療期間は長くなります。
症状によっては床矯正が適用できないことや、抜歯が必要になる場合もあります。
前歯がでこぼこしています。
前歯の部分に注目してください。
この状態になれば、後は歯を並べるだけです。
抜歯をしなくても、大丈夫です。
右側の中切歯が1本、とびだしています。
床矯正により、前歯がきれいにならびました。
MTM矯正は部分矯正とも言い、歯列全体の矯正ではなく、1本~数本の歯を整える矯正治療です。埋まっている歯を引っ張り出したり(挺出)、歯の位置を移動させたり(歯体移動)、斜めに生えた歯を真っ直ぐにしたり(整直)、歯を回転させたりする治療です。
他の治療の妨げになってしまう場合など、治療後に問題が残る恐れがある場合に行います。
通常3ヶ月~6ヶ月程で歯を整え問題を改善することができます。その後、保定装置を装着し安定させます。MTM矯正の後にインプラントを行う場合は、保定期間を設けず治療を進めていきます。
インプラント矯正とは、矯正用に作られた数ミリのスクリュー(矯正用インプラント)を歯茎の上から顎の骨に埋め込み、歯を移動させる固定源(土台)として使用する事で、通常の矯正治療法では不可能であった、上下左右と立体的で細やかな移動が可能となりました。
これにより、外科手術や抜歯が必要であった患者様でも、それらの治療を行うことなく矯正が可能になり、治療期間も大幅に短縮することができます。
治療終了後はもちろんインプラントを除去しますが、傷も残らずほとんど痛みもありません。
【メリット】
【デメリット】
治療例としては、上記のイラストにあるように、歯列後方に矯正用インプラントを埋め込み、これを固定源にしてワイヤーを引っ張ることで「スムーズ」に「短期間」で治療することが可能です。
コルチコトミーとはブラケット矯正などと比較して、治療期間を大幅に短縮できるスピード矯正治療法です。
歯槽骨の表層には「皮質骨」といって非常に固い骨があります。矯正治療を行う際に、この固い骨があるために、歯の移動が鈍いことがあります。そこで、歯茎を剥離してこの皮質骨の一部の除去と、歯の周辺の骨(海綿骨)に切り込みを入れることで、歯を動かしやすい状態を作ります
このように外科処置を加えることで、ブラケット矯正のみの方法と比べ治療期間が大幅に短縮されます。さらに治療後は自然治癒力により骨が再結合されることで、手術以前よりも安定した歯列を手に入れることができます。
それぞれの歯の周りの骨に切り込みを入れます。
歯が動きやすい状態にしてから、従来の方法により歯を動かしていきます。
症状によっては人工骨を加えることがあります。
治療終了時には大変きれいな歯列に仕上がっています。
歯の移動が早くなるので、治療期間が短くなります。
まさにスピード矯正ですね。